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ヒーリング・バックペイン~腰痛は抑圧された感情である?

  • 2011.06
  • 19

Edit213

ニューヨーク大学医学部教授ジョン・E・サーノ博士が確立した、「TMS(緊張性筋炎症候群)理論」というまったく新機軸の治療プログラムを紹介した本があります


それが

「サーノ博士のヒーリング・バックペイン―腰痛・肩こりの原因と治療」

サーノ博士のヒーリング・バックペイン―腰痛・肩こりの原因と治療サーノ博士のヒーリング・バックペイン―腰痛・肩こりの原因と治療
(1999/04/20)
ジョン・E. サーノ

商品詳細を見る


です



この本の主張を簡単にまとめると


(1)腰痛は身体に構造的欠陥があるから起こるのではない
(2)抑圧された感情から目を反らすために症状(腰痛、肩こり痛、関節痛)が起こる
(3)症状は脳が毛細血管を収縮させることによる血流不足により引き起こされる
(4)治療は脳が仕掛けるTMS(緊張性筋炎症候群)の働きをしっかり自覚して、症状に意識を向けるのではなく、抑圧されている感情に意識を向けることによって消失、軽減する


です


サーノ博士はフロイト博士の「無意識に抑圧された感情から目を反らすために神経症の症状が引き起こされる」という主張が腰痛などにも当てはまると主張しています


その治療はマッサージや手術などではなく、「知識を得て、意識を症状、痛みに向けない」という認識療法です


全ての腰痛にこの認識療法が当てはまることは無いと思いますが、いつも痛みに囚われ、痛み中心の生活を送っている方には目からウロコの情報の宝庫です


またこれはカウンセリングの仕事をしていて観察されることでもあります


ある患者や相談者の意識が症状にのみ焦点がいってしまい、本来の悩み事であった人間関係の葛藤やストレスから目が反らされるということ


こういった場合に大切な態度が森田療法で主張している「あるがままの自分を認める態度


つまり神経症の症状があってもそれを気にして行動を諦めるというのでなく、その症状を抱えたままで目的となる行動に挑戦するということ

例えば対人不安を抱えた人が「人前でも緊張しないで話ができるようになること」を目指して結局、緊張してしまい自尊心を低下させたり、挫折感に苛まれるのではなく
緊張して真っ青になって心臓がドキドキしている自分を認めて受け入れて、そのあるがままの自分で行動に挑戦して、例えうまくいかず不格好なありさまであってもトライしたことを良しとする態度です


サーノ博士は腰痛患者に腰痛を気にせずどんどん運動しなさいと主張します

そして運動をして痛みが出て来たとしても、その痛みに意識を向けないようにとアドバイスします

脳が本来の原因である抑圧された感情から目を反らす為に作り出した症状(トリック)に意識を向けないことが治療の第一歩だと


全ての症状にこの理論が当てはまる訳ではありませんが、こういった側面を持つ症状が数多く存在することは知っておいて損は無いと思います


自分の人生をコントロールしているのは症状ではなく自分!ですよね(´∀`)





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kazu

subject

私は数年前にカイロプラクティックの学校に通っている時に知って読んだのですが、衝撃的でした。
今までやってきたことは何だったのか~!みたいな。

日本に最初に紹介された長谷川淳史さんの書かれた、『腰痛は怒りである』はわかりやすい本でした。

でもかなり受け入れ難くて、忘れてしまっているように思います。
もう一度読んでみようかなって思いました。

エルダ

subject

kazuさん、カイロプラクティックもやってらっしゃたんですね!

>でもかなり受け入れ難くて、忘れてしまっているように思います

その気持ち、すご~~~くよくわかります!!最初自分も全くこの概念が受け入れられませんでした。自分の身体の不調(ハムストリング痛)にこれを当てはめても殆ど効果がなかったからです。しかし腰痛にはある程度効果があったように思います。少なくとも腰痛を気にしてびくびくと行動する事がなくなっただけでも大きな成果だし、大きな痛みは今は殆どありません

全ての身体的症状にTMSが当てはまることはないけど一部の身体的症状には有効であるし、マッサージやカイロプラクッティクはそれはそれで有効性のある治療だと思っています

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プロフィール

エルダ

Author:エルダ
沖縄出身。大学で上京。東京で10年あまり過ごす。
大学院の心理学部で気功・催眠の研究。その後、臨床心理士の資格を取得して都内でカウンセラーとして勤務。平行してヨガの練習を続ける。都内の公立学校でヨガのワークショップを行う。

帰沖後は県内の機関でカウンセラーとして働きながらオリジナルのカウンセリングとヨガの開発に取り組んでいる。
趣味はヨガ・気功、ブレイクダンス、ウェイト・トレーニング。

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