最近、読んだ本の中で面白かったのが橘玲さんの「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」です
刺激的なタイトルにやられたなと思いつつ本を取り、中身も刺激的で面白かったので一気に読んでしまいました
ここでいう残酷な世界というのは日本社会の企業で働くサラリーマン層の事を言っています
税制的にも、年金、保険制度的にもサラリーマン層は搾取の構造の中にいて経済的に豊かになることは難しいということが述べられており、
経済的にも精神的にも豊かになる方法として
1伽藍を捨てバザールに出よ
2恐竜のしっぽの中に頭を探せ
ということを論じています
伽藍というのは僧侶が集まる修行する場所、建物などの事で閉じ込められた空間、ここでは「会社」のことを表しています。
バザールというのは世界に開かれた自由市場の事をいいます
TPPの話題もあるので関税なき自由市場の事も今では簡単にイメージできるようになったと思います
恐竜のしっぽというのは、商品の売り上げの8割は2割の商品が生み出しているというパレートの法則を図で表すと

このようにヘッドとロングテール(しっぽ)ができあがります
今までの店舗型の商売ではこの2割の部分に力を入れていました。誰も買わないような物を手間ひまかけて仕入れて来るのは割に合わないから
それがamazonなどのようにインターネットを利用したネット販売で膨大な商品を低コストで取り扱うことができるようになると、このシッポの部分が占める売り上げが大きくなるようになりました(ドンキとかも仕入れを工夫してロングテール理論で売り上げあげてますよね)
橘さんはこのようなしっぽの部分も拡大してみれば小さな頭(ショートヘッド)としっぽ(ロングテール)があり、このしっぽの部分でのショートヘッドを目指す事により、勝つ事が可能だと主張しています
要約すると世界自由市場でとことんニッチ(すき間)を追求して勝利を目指すということでしょうか?
ここからは私の考え
インターネットの発達で個人や中小のビジネスがもっと多くの海外の顧客にも販促していくチャンスは増えたと思います
日本の会社は確かに様々な制約に縛られていて、多くのサラリーマンが奴隷にでもなったような感覚を持っているのも事実です
どんなにがんばっても儲かるのは役員やエグゼクティブと呼ばれる経営判断に関わる一部の上流層だけ、あとはがんばろうががんばるまいが給料は変わらずという状態のサラリーマンから見れば橘さんの
伽藍を捨ててバザールに出よ
という主張は、「重たい碇を上げて大海原へ出よ」とでも聞こえます
気分はワンピースですよ
でもちょっと待ってください~
そんなことして一人で海に出たらたちどころに世界の海賊達に身ぐるみはがされて(笑
アメリカっていうやたら偉そうな国からはワンピースの海軍ばりに総攻撃受けてフルボッコにされるのは目に見えていますよ
ゾロもサンジもチョッパーも助けてくれませんよ
日本の会社は何だかんだいってもやはり強いです
でもそこで心を病んでまで希望のない奴隷のような人生を送るのも不幸だと思います
みなさんがもし今までの生きてきた人生の経歴を総括して新たなビジネスをして生きていくとしたらどのような業種を考えますか?
自分がベンチャーの社長になった気分で考えたら、、、
そういう思考実験をしていると今いる会社の様子が違って見えてきます
私が社長だったらこういうふうなシステムに変えるな
営業はこういうふうにしよう
短期戦略の方向性はこうだ
とかいろいろなアイディアが出て来ると思います
今いる会社の中で「労働者、使われる者、搾取される者」のマインドで生きるのではなく「経営者、自分で考えて生きる者」のマインドで生きると会社が違って見えてきます
そうはいっても会社でもう自分の役割が出来上がってしまっていると思うようには動けません
給料も多少頑張ったからって劇的に上がる事はないでしょう
だから「ダブルワーク」「副業」を勧めます
今いる会社で自分のスキルに磨きをかけつつ小さなビジネスを組み立てて行きましょう
今の会社の人脈がその小さなビジネスに役立つかも知れないし
その小さなビジネスを大きくする目処がつくまでの仮の宿が会社と考えれば、暗澹たる気分にもなりません
商品の中には海外に売る事ができるものもあるかもしれない
日本のオタク文化や歌謡曲に興味津々な外国人はいっぱいいます
日本の高品質の農作物を食べたい海外の富裕層もいます
沖縄でリゾートウェディングを挙げに台湾とかから来るカップルもいます
何かできないですかね?
残酷な世界で生き延びる方法はたったひとつではないですよね(*´∀`)


にほんブログ村
![]() | 残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 (2010/09/28) 橘 玲 商品詳細を見る |
刺激的なタイトルにやられたなと思いつつ本を取り、中身も刺激的で面白かったので一気に読んでしまいました
ここでいう残酷な世界というのは日本社会の企業で働くサラリーマン層の事を言っています
税制的にも、年金、保険制度的にもサラリーマン層は搾取の構造の中にいて経済的に豊かになることは難しいということが述べられており、
経済的にも精神的にも豊かになる方法として
1伽藍を捨てバザールに出よ
2恐竜のしっぽの中に頭を探せ
ということを論じています
伽藍というのは僧侶が集まる修行する場所、建物などの事で閉じ込められた空間、ここでは「会社」のことを表しています。
バザールというのは世界に開かれた自由市場の事をいいます
TPPの話題もあるので関税なき自由市場の事も今では簡単にイメージできるようになったと思います
恐竜のしっぽというのは、商品の売り上げの8割は2割の商品が生み出しているというパレートの法則を図で表すと

このようにヘッドとロングテール(しっぽ)ができあがります
今までの店舗型の商売ではこの2割の部分に力を入れていました。誰も買わないような物を手間ひまかけて仕入れて来るのは割に合わないから
それがamazonなどのようにインターネットを利用したネット販売で膨大な商品を低コストで取り扱うことができるようになると、このシッポの部分が占める売り上げが大きくなるようになりました(ドンキとかも仕入れを工夫してロングテール理論で売り上げあげてますよね)
橘さんはこのようなしっぽの部分も拡大してみれば小さな頭(ショートヘッド)としっぽ(ロングテール)があり、このしっぽの部分でのショートヘッドを目指す事により、勝つ事が可能だと主張しています
要約すると世界自由市場でとことんニッチ(すき間)を追求して勝利を目指すということでしょうか?
ここからは私の考え
インターネットの発達で個人や中小のビジネスがもっと多くの海外の顧客にも販促していくチャンスは増えたと思います
日本の会社は確かに様々な制約に縛られていて、多くのサラリーマンが奴隷にでもなったような感覚を持っているのも事実です
どんなにがんばっても儲かるのは役員やエグゼクティブと呼ばれる経営判断に関わる一部の上流層だけ、あとはがんばろうががんばるまいが給料は変わらずという状態のサラリーマンから見れば橘さんの
伽藍を捨ててバザールに出よ
という主張は、「重たい碇を上げて大海原へ出よ」とでも聞こえます
気分はワンピースですよ
でもちょっと待ってください~
そんなことして一人で海に出たらたちどころに世界の海賊達に身ぐるみはがされて(笑
アメリカっていうやたら偉そうな国からはワンピースの海軍ばりに総攻撃受けてフルボッコにされるのは目に見えていますよ
ゾロもサンジもチョッパーも助けてくれませんよ
日本の会社は何だかんだいってもやはり強いです
でもそこで心を病んでまで希望のない奴隷のような人生を送るのも不幸だと思います
みなさんがもし今までの生きてきた人生の経歴を総括して新たなビジネスをして生きていくとしたらどのような業種を考えますか?
自分がベンチャーの社長になった気分で考えたら、、、
そういう思考実験をしていると今いる会社の様子が違って見えてきます
私が社長だったらこういうふうなシステムに変えるな
営業はこういうふうにしよう
短期戦略の方向性はこうだ
とかいろいろなアイディアが出て来ると思います
今いる会社の中で「労働者、使われる者、搾取される者」のマインドで生きるのではなく「経営者、自分で考えて生きる者」のマインドで生きると会社が違って見えてきます
そうはいっても会社でもう自分の役割が出来上がってしまっていると思うようには動けません
給料も多少頑張ったからって劇的に上がる事はないでしょう
だから「ダブルワーク」「副業」を勧めます
今いる会社で自分のスキルに磨きをかけつつ小さなビジネスを組み立てて行きましょう
今の会社の人脈がその小さなビジネスに役立つかも知れないし
その小さなビジネスを大きくする目処がつくまでの仮の宿が会社と考えれば、暗澹たる気分にもなりません
商品の中には海外に売る事ができるものもあるかもしれない
日本のオタク文化や歌謡曲に興味津々な外国人はいっぱいいます
日本の高品質の農作物を食べたい海外の富裕層もいます
沖縄でリゾートウェディングを挙げに台湾とかから来るカップルもいます
何かできないですかね?
残酷な世界で生き延びる方法はたったひとつではないですよね(*´∀`)


にほんブログ村
スポンサーサイト
- URL
- http://aquariuselder.blog105.fc2.com/tb.php/244-eb5a5380
- この記事にトラックバック(FC2Blog User)