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いじめ問題

  • 2012.07
  • 24

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連日、大津市の中学2年生のいじめ自殺のニュースが報道されている


大津市の学校と教育委員会の対応について知るにつけ思い出されるのが、



1994年、愛知県の西尾市で起こった大河内清輝くんのいじめ自殺のニュースです


清輝くんは、同級生の加害者4人から様々な暴力を受けて、金銭もせびられ、親の財布からお金を取っては彼らに渡していました

それでも加害者の少年達のいじめはエスカレートするばかり、


家族旅行で行った京都でおみやげに買ってこいと命令された木刀で旅行から帰って来たら、ばれないように腹を殴られたそうです


金銭せびりもすでに110万以上になっていました


それでも清輝くんは最後まで殆どSOSを親御さんにも教師にも出す事はありませんでした

親御さんや教師が殴られたような傷や壊された自転車の事を尋ねても、「自分で転んだ」と言ったり「防火扉にぶつかった」と言い訳をしたそうです

もしいじめがばれたら加害者にもっとひどい目に合わされることを恐れたのでしょう

1994年11月27日、清輝君は自宅の裏の柿の木で首を吊って亡くなっているのをお母さんに発見されました

その後、引き出しの中から出て来た清輝くんの遺書によっていじめの全貌が明らかになったのです



あれから18年が経ち、また同様の事件が繰り返された事に清輝くんのお父さん、祥春(よしはる)さんは東京新聞のインタビューにこう答えています

多くの生徒がいじめを証言したアンケートを事実確認に生かせなかった学校や大津市教委の対応について、

「子どもたちが正直に書いても学校が信用しないのか」と憤る。

 「一人の生徒が命を絶った事実に、いじめた生徒たちが真剣に向き合う機会を学校が奪ってしまった」




いま現在、大津市の事件で加害者とされる生徒たちは誰一人いじめの事実を認めていません


でも多くの周りの生徒さん達の証言で絶対に真実は明るみにでることでしょう



いじめ問題に取り組むNPO法人「ジェントルハートプロジェクト」の武田さち子理事によると、加害者が罪を認めて真摯(しんし)に謝る例は極めて少ないそうです。


武田さんによるとそれは、周囲の大人たちの言動にひきずられるのが主な理由だという。

「管理責任を問われる学校が事実を隠し、


(加害者の)親が被害者の非を言い立てて自分の子を正当化する。

そのため、はじめは反省を見せていた加害者の子は『自分は悪いことをしていない』『周りの大人がうそを守ってくれる』と思いこんでしまう」そうです


今の大津市の学校や教育委員会の対応を見ていると、その通りと思わざるをえません




私もスクールカウンセラーとして学校現場に関わる者として、努力をしてきたつもりですが、どれだけのいじめの事件を解決できたかというと、甚だ疑問です


不登校に苦しんでいる生徒が私や担任の気付かない所でいじめを受けていて、


加害者の生徒から


「ちくるなよ」


と口止めをされている事もありました



いち早く気付くべき立場の自分が、その事実を見抜けなかったこともあり、


それは今でも悔やまれます



だから、いつでも先生方には生徒の様子に注意を払っていてほしいと思うし、親御さんにも我が子の様子に敏感でいてほしいと思います


ちょっと様子がおかしいな、、、という時に親御さんと先生がしっかり連携して気を配っていてくれるといじめを見つけ出すのが早くなります



今回の事件で多くの子どもたちが大人に不信感を持ったかもしれません


でも大多数の先生方はいじめを無くそうと努力しているものです


どうか諦めないで勇気を出してSOSを出してほしいと思います



直接、話ができなければ電話相談という方法もあります


文部科学省が提示する以下の番号にかければ、原則として電話をかけた所在地の教育委員会の相談機関に接続されるようになっています


24時間いじめ相談ダイヤル 0570-0-78310(なやみ言おう)




最後になりますが、


いじめ加害者が被害者に継続して謝罪することはまれだそうです


先ほど紹介した大河内清輝くんに暴行を加えた加害者少年も、最初は型通りの反省文を書いて来て、

父親の祥春さんは、罪悪感の乏しさにやるせなさを感じたそうです


しかしそれでも毎年、清輝くんの命日には仏壇に手を合わせに来て、それは18年経った今でも続いているそうです

祥春さんに今でも許せない気持ちは依然として変わらずにあるそうですが、それでも彼らの訪問を受け入れて来たのは、彼らの変化を信じたからだそうです

清輝くんの御霊前の前に長く座り、じっと合掌している姿を見ていると、「過去の行為と向き合い、清輝に語りかけてくれている」と感じるそうです


大津市の事件も早く加害者の少年が自分の犯して来た事に向かい合う時がくるのを願います









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プロフィール

エルダ

Author:エルダ
沖縄出身。大学で上京。東京で10年あまり過ごす。
大学院の心理学部で気功・催眠の研究。その後、臨床心理士の資格を取得して都内でカウンセラーとして勤務。平行してヨガの練習を続ける。都内の公立学校でヨガのワークショップを行う。

帰沖後は県内の機関でカウンセラーとして働きながらオリジナルのカウンセリングとヨガの開発に取り組んでいる。
趣味はヨガ・気功、ブレイクダンス、ウェイト・トレーニング。

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